カツログ「かつ好」@人形町:美味しいとんかつの記録

総合評価:★★★★★

本日は人形町の「かつ好」へランチで初訪問♪

東京メトロ日比谷線と都営浅草線が通る「人形町駅」から歩いて2~3分くらいの場所にお店はあるようです。
車も通れそうにない細い路地にひっそりとした佇まいのお店なので、なかなか分かりにくい場所ですが、そこはGoogle Mapのおかげで迷うことなく、お店に到着。

提灯に小さく「かつ好」と書かれていますが、トンカツ屋さんとは分かりにくい外観。

特徴的なデザインの引き戸を開けてお店に入ると、『いらっしゃいませ~』と女性の店員さんが駆け寄ってくれ、案内された厨房の目の前のカウンター席に着席。

おしぼりと暖かいお茶をいただき、メニュー眺めます。

メニュー表。カツ丼:無、カツカレー:有(「すっぽんカレー」の追加注文で可のようです)。

注文するのは「ロースかつ」と決まっているのですが、「別格250g~ 4,015円~」というのが気になり、店員さんに聞いてみると、どうやら「リブロース」とのことで、トンカツの脂身好きとしては、軽く迷いましたが、『量はそんなにいらいないし、値段が高すぎる』ということで、「ロースかつ(200g)」(2,915円)を注文。

「ご飯・おつけもの」(275円)と「味噌汁」(275円)は別売りのようで、セットで注文。

カウンターのご主人が冷蔵庫からロース肉の塊を出し、2cmくらいの厚みでカット。
周囲の余分な部分を丁寧に切り落とし、スジ切などの下処理をしてから、薄力粉、卵、最後にパン粉をこれまた丁寧にしっかりとつけて、揚げ油に投入。

トンカツの調理はご主人が1人でされているようですが、他の注文を捌きながらも、鍋から目を離すことなく、余分な衣カスなどを取り分けたりと、まさに職人という感じの美しい所作で、一連の流れを楽しめることもあり『カウンター席で良かったなぁ~』という印象。

カウンター席の目の前の揚げ油の鍋は3種類。
それぞれ温度が違ったりするようで、料理によって使い分けられています。
待っている間に「ソース」、「梅塩」、「わさび」を持ってきてくれます。
備え付けの「自家製味噌ドレッシング」、「ソース」、わさび用の「醤油」。

鍋への投入から15分ほどでしょうか、揚げ油の音の変化を感じ取ったご主人が、トンカツを引き揚げ、揚げ加減を確認しながら鍋の上で丁寧に油を切り、バットに立てかけてお肉を休ませます。

2分ほどすると、大きな包丁を手に取り「サクッ♪サクッ♪」と小気味よい音を立てて、トンカツを切り分けていき、金網に載せて「ロースかつ」の完成。
(ホントご主人の一連の所作が職人な感じでステキなので、カウンター席がオススメ)

「ロースかつ(200g)」(2,915円)と「ご飯・おつけもの」(275円)、「味噌汁」(275円)のセットで計3,465円也~。
サシの入ったジューシーな「ロースかつ」は見るからに美味しそう。

早速、真ん中のお肉をそのままパクリ。

ん???

メチャクチャ美味い!!!

サックサクの粗めの衣ですが、すごく軽い食感で、衣の感じだと先日も訪問した「檍」が好きだったのですが、それを超えてきたくらいの好みっぷりです。

そしてジューシーで柔らかいお肉は、脂身の甘さ、肉の旨みも十分で、丁寧な下処理のおかげで、スジを邪魔に感じることもなく、カンペキなトンカツなのではないでしょうか。

次に梅塩、わさび醤油、そしてソース&辛子とつけてそれぞれ食べましたが、どれもメチャクチャ美味しく、ペロリと完食。
(梅塩は、梅の風味はなくても良いかなぁ、、、わさび醤油は、そりゃ美味しいけど、やっぱりトンカツはソースでしょ、という印象)

キャベツは普通ですが、わずかに混ぜられた大葉の千切りがサッパリとした風味を与え、自家製の味噌ドレッシングとの相性が抜群。

お味噌汁は、大きなアサリが入っていて、その出汁もあってか、かなり美味しい。

お漬物は素材の味を感じるくらいの浅漬けですが、まぁ普通。

そんなこんなで初訪問の「かつ好」でしたが、今回は迷うことなく久しぶりの星5つ★★★★★!

トンカツの味はもちろんですが、ご主人の職人技も楽しめて全体的に大満足だったので、再訪マストです。

次はちょっと高いけど「別格250g~ 4,015円~」の「リブロース」を食べたいですね。

ご馳走様でした。

訪問時の食べログ★3.72

かつ好(かつよし)
東京都中央区日本橋人形町3-4-11
03-6231-0641