総合評価:★★★★☆
神田駅南口周辺でランチのお店を探していたら、路地の奥にふと見えた「とんかつ 大和」の看板。
昭和な雰囲気の残る路地にある「とんかつ 大和」も、昭和そのものの外観で、ちょっと入るのに迷っちゃいました。
(別に古い建物が嫌とかではなく、トンカツって昭和の頃よりもかなり進化してる食べ物だと思うので、昔から美味しいお店はそれこそ有名だったりするわけで、そうでないところは、、、という個人的な経験上)
11時30分という早い時間にもかかわらず、先客が5名(カウンター2名、テーブル3名)いたこともあり、一歩踏み出して「とんかつ 大和」に初訪問。
お店の人に「一番美味しいロースカツはどれですかね?」と聞いたところ、カウンターの常連が「どれも美味しいよ♪」と笑顔で答えてくれて、ご主人が笑ってて、なんか良い雰囲気。
とはいえ、しっかりしたロースがお好きなら、ということで「ロースかつ定食」(1,900円)を注文。
注文して待っている間、ものの5分も経たないうちに、狭い店内は満席となり、期待が高まります。
しかし、ほとんどの人が「かつライス」(750円)+「おわん(豚汁)」(200円)というのを注文してて、「あれ?ロースかつ定食じゃなかったかな?」と少し不安。
しかし、後から来たお客さんの「かつライス」の方が先に提供されているのを見て「あ、厚みとかが違うのね」と思い、一安心。
待つこと10分くらいでしょうか。
カラっとこんがり揚がった「ロースかつ定食」の登場。
断面を見ると見事なサシの入った脂身があり、そしてしっとり肉汁が溢れてて美味しそう。
早速、真ん中の脂身の方から一口パクリ。
カラっとした衣の食感とほんのりラードの香りを感じ、その後に柔らかい脂身と肉の旨みが飛び込んできて、かなり美味しい。
ラードの香りが強いのは、個人的にはあまり好きではないですが、コチラのお店は全然嫌なレベルではなく、それよりもラード特有の「カラっ」と揚がった食感が前面に出ていて良いバランス。
「ロースかつ定食」は醤油ベースのソースが別皿で付いてくるので、そちらを付けて食べてみると、さっぱりしながらも味はしっかりしてて、かなり良い感じでメチャクチャ美味しい。
キャベツは太目でまぁ普通。
ポテトサラダも付いてて、これはビールのツマミになるレベルの大好きなヤツ。
そして「おわん(豚汁)」も付いていて、これはしっかりと煮込まれた具が沢たっぷり入ってて普通にメチャクチャ美味しく、みんなが頼んでいる理由も納得。
(定食の場合は、「おわん(豚汁)」は含まれているようですね)
そうこう食べて進めてあっという間の完食。
昭和の雰囲気の残るお店で、ほのかなラードの香りとカラッとした揚げ、十分な脂身、柔らかい赤身と、雰囲気、味ともに大満足でした。
隠れた名店に出会えて感謝。
ということで本日は、特に迷うことなく星4つ★★★★!
「かつライス」はもちろん、「かつカレー」や「かつ丼」も気になるので、再訪マストです。
ご馳走様でした。
訪問時の食べログ★3.44
とんかつ 大和
東京都千代田区鍛冶町1-7-1
03-3252-8701