天ぷら、蕎麦、日本酒を楽しめる老舗「ます川」@淡路町

美味しい天ぷらを食べたくなったので、淡路町にある創業1830年という超老舗の「松竹庵 ます川」に19時に予約をして久しぶりの訪問♪

淡路町の交差点から北(湯島)方面に向かうと、ワテラスの目の前くらいに右手に見えてくる「ます川」。
夜は「おまかせ天婦羅コース」(10,230円)の一択。
潔いし迷わなくても良いのがGOOD。
ただし、こちらのコースは19時までにスタートしなければならず、個人的にはそれがなかなか気軽に行けないポイントなんですよね。
ランチは4,180円と5,280円の2つのコースがあるようで、夜に比べて内容の差はあるとは言え、だいぶお得感がある印象です。
コチラが飲み物のメニュー。
といわけで早速「生ビール」(715円)で乾杯♪
季節の先付は「炙り締めさば」。
サバ自体の旨みが引き出されていてメチャクチャ美味しい。
椀物は「そばがきとバターナッツかぼちゃのポタージュ トリュフ添え」。
モチモチのそばがきを、トリュフ風味の濃厚なかぼちゃのポタージュと一緒に食べるわけで、そりゃウマいに決まってて、ビールもススミます。
まずは「車海老」。
サクッとした薄い衣とプリプリの海老の食感で当たり前にメチャクチャ美味しい。
続いても「車海老」で、『今度は衣厚めなのでてんつゆでどうぞ』って素敵な感じだし、コチラもモチロン美味しい。
日本酒にもこだわりがあるようで、とりあえず『たくさん呑むのでペアリング的に順々にお願いします』って感じでオーダー♪
最初は山口県の日本酒「天美」。
爽やかな柑橘系でフルーティで美味しい♪
プリプリの食感と旨みたっぷりのキノコのジューシーさが抜群に美味しかった「マッシュルーム」。
サクッとした衣とフワフワの身の食感が堪らない「タチウオ」。
写真だとちょっとわかりにくいけど「牡蠣の冷製蕎麦」。
牡蠣はあまり好きじゃないんですが、プリップリでミルキーでメチャクチャ美味しく、蕎麦も美味しく、ペロリと完食♪
ちょっと牡蠣が好きになったくらいに美味しかった♪
牡蠣の冷製蕎麦と合わせる日本酒は「尾瀬の雪どけ」で、水のようにそのまま一気呑み(酔)。
「蓮根」。
サクッとした衣、シャキシャキの食感、塩で引き立てられた蓮根自体の甘みが素晴らしく、『蓮根の食べ方って天ぷらが正解なのでは?』って思うくらいに美味しかった。
「ズッキーニ」。
鰹節の風味とかえしで味付けされたズッキーニの天ぷらなので和洋折衷な感じですが、カンペキに和食になっててメチャクチャ美味しい。
新潟県の「備前雄町大吟醸しぼりたて」。
フルーティでほのかな甘みと旨みに加え、さっぱりとした酸味が印象的でかなり好みな感じで良い酔い♪
「真鱈の白子」。
蓮根に続いて、『天ぷらがサイコーの食べ方でしょ!』ってくらいに、サクサクの衣とトロトロで濃厚な白子は、昇天レベルの美味しさで日本酒とのサイコーのマリアージュ♪
秋田県にある新政酒造の「秋櫻(コスモス)改良信交」。
フルーティな香りと、酵母から来るジューシーさと甘みが良い感じ(酔)。
「シルクスイート」というさつまいも。
揚げてから余熱でじっくりと火を通している感じで、ホクホクでウマウマのスイーツのような天ぷら。
「活〆したハモ 松茸と一緒に」。
松茸とハモなんて、美味しいに決まってるし、食欲の秋って感じでGOOD。
長野県の「水尾」。
レアなお酒のようで初めて呑みましたが、辛口でスッキリしてて、もはや水・・・お・・・(酔)。
「シラカワ」と呼ばれる「白甘鯛」。
サクサクのウロコの食感が面白く、甘鯛自体もモチロンプリプリで美味しく、日本酒がススミます。
というわけで佐賀県が誇る「鍋島」はフルーティさと旨みのバランスが素晴らしく、言わずもがなな美味しさでしたが、とは言え、もはや水(酔)。
ここで「ルバイヤート 甲州醸し2022」というオレンジワイン。
フルーティでスッキリした白ワインで、酸味と渋みも感じる複雑な味ですが、天ぷらにワイン、ってのも分かる気がします。酔っててまったく分かってませんが(笑)。
「アナゴ」。
サクサク、フワフワで間違いなく美味しい。
「車海老のかき揚げ」。
こんなんサイコーにウマいに決まってますやん。
京都の「日日(Nichi Nichi)」という日本酒。
柑橘系のフルーティさと酸味が心地良い。
〆の「そば」。
十割蕎麦らしいのですが、香りや舌触りはそこまで十割な感じはしなくて、普通にメチャクチャ美味しい蕎麦って感じ。
デザートは「蕎麦茶のブランマンジェ」。
蕎麦のブランマンジェなんて、日本橋のフレンチ「ラペ(La Paix)」(※訪問記事はコチラ)でしか食べたことがないのですが、このような老舗で出てくることに驚きつつ、そしてきな粉と黒蜜がかかっててしっかり和風なデザートはモチロン美味しくて素晴らしい。

ってな感じで、大将との会話を楽しみながら、心地良いペースで天ぷらや日本酒を楽しみつつ、最後には美味しい蕎麦で〆られる、なかなか希少なお店だと思いますし、モチロン今回も大満足だったわけで、とは言え、ちょっと呑み過ぎて2万円/人だったのは反省なので、次回はランチでリベンジしたく、今後も再訪マスト。

ご馳走様でした。

訪問時の食べログ★3.72
手打蕎麦 松竹庵 ます川
東京都千代田区神田淡路町2-6
03-3251-1043