総合評価:★★☆☆☆
コロナ禍で未だ厳しい飲食業界ですが、そんな状況下でも自信のある料理人たちは新しいお店をオープンさせたりしていくわけで、そんな中、2020年9月に神保町にオープンした豚肉料理のお店「Front du CHATON」がランチで林SPF豚のトンカツを提供している、という噂を聞いてから早半年、本日、やっとのことで初訪問。
神保町駅から2分くらいのところにあるネコの看板が目印のお洒落なお店。
ちょっとお洒落過ぎてはじめは通り過ぎちゃってたみたいで、再度、地図を確認して戻ったくらいです苦笑
11時40分くらいにお店に到着。
早速お店に入ると、店内はゆったりしてて明るくお洒落なカフェみたいな感じで、さらにキッチンにはイケメンのご主人、フロアには美人の店員さん(奥さん?)、ってな感じで、満を持してトンカツを食べに来たオッサンとしてはちょっと戸惑いつつも、カウンターに案内されて着席。
「ロースかつ定食/並」(1,500円)と「ロースかつ定食/大」(2,000円)の違いは大きさだけで、ロースの脂が好きなら「リブロースかつ定食」(1,800円)がオススメということなので、迷うことなく「リブロースかつ定食」を注文。
注文から待つこと10分少々。
これまたお洒落なウッディなトレイに、ゆったりと配置された美味しそうな林SPF豚の「リブロースかつ定食」が登場。
早速、真ん中のお肉の断面をチェック。
しっかり揚がっていますが、程よくサシの入ったお肉からは肉汁が溢れてて、期待が高まります。
まずは真ん中の脂身の方から一口パクリ。
んーーー、ほのかに甘くて良い感じ♪
続いて赤身の部分。
お肉が柔らかいのは良いのですが、スジ感が残念。
『現在、サービスでトリュフ塩を付けていますが、普通のお塩が良かったら言ってくださいね。』とのことだったので、せっかくなので、トリュフ塩をかけて、一口パクリ。
うん。。。
予想通りですが、トリュフ塩なんだからそりゃあ美味しいんですけど、豚の香りがトリュフに完全に負けてしまいます。
繰り返しますが、美味しいのは間違いないんですが、トンカツ大好物のオッサンにとっては、トリュフ塩はちょっと反則というか、残念な気持ちになっちゃいました。
『新しいものを受け入れるのが難しい』老害の入り口のような気がするのも理解しているつもりですが、、、それでも残念なものは残念。
というわけで、残りはソースですね。
(あ、辛子が個包装なのは割と残念です)
お肉を食べ進めると、ちょっと強めのピンク色の部分があったりと、明らかに食感も異なり、揚げにムラがあるのを感じちゃいます。
さらに、サシが素晴らしいリブロースだからこそ、スジ切が重要になってくるわけですが、それらが施されていないかのように、しっかりとスジが残っていて、非常に残念でしたが、結局はトンカツなので美味しく完食。
キャベツは普通。
塩気の強い豚汁は、すごく柔らかい豚肉が程よく入っていて、メチャクチャ美味しかった。
さて、今回の評価は星2つか3つかで、めちゃくちゃ迷いました。
なぜなら、豚肉は林SPF豚なので、言わずもがな美味しく、衣もサクッと軽くて良い感じなんだけど、問題は揚げのムラとスジ感。
コロナ禍のなかオープンした新店ということで、今後の期待を込めて、とも思いましたが、でもオープンして約半年経ってるしなぁ、とも思うわけで、そして揚げだけでなく、下処理、ってこともあるので、ちょっと厳し目な気もしますが、心を鬼にして星2つ★★!
とはいえ、こんな状況下でお店をオープンするチャレンジ精神は応援したいし、更にこんなにお洒落でステキな雰囲気のトンカツ屋さんは珍しく、当然に長く続いて欲しいとも思うので、再訪マストです。
揚げと下処理、次回は改善してると良いな。
ご馳走様でした。
訪問時の食べログ★3.36
Front du CHATON
千代田区神田神保町2-12-9 山口ビル1F
03-6380-8771