総合評価:★★★☆☆
無性にトンカツを食べたくなり『行ったことのないお店に行ってみよう』と検索し、今回選んだのは日本橋三越前の「かつ平」。
三越前駅から昭和通り方面に向かい、ちょっと細い路地に入ったところに佇む、良い感じの小さなお店。
可愛らしい三匹の豚の絵が描かれた暖簾をくぐって、お店に入ると『いらっしゃいませ~』と笑顔で迎え入れてくれるご主人。
「上ロース」とかは無いようなので、「ロースカツ定食」(1,200円)を注文。
13時を過ぎていてお客さんも少なかったこともあり、カウンター越しにご主人と話をしていると『ちょっと自慢になっちゃったら申し訳ないんだけど、入り口の暖簾の豚の絵、山下清が描いてくれたんだよ、1度の墨で一匹、それを3回繰り返して、さーっと描き上げたんだよ』と嬉しそうに教えてくれました。
(自慢になっちゃってるけど、それ、自慢していいヤツだと思いますよ笑)
そうこうしているうちに、10分程度でしょうか、『お待たせしちゃってすみませんねぇ~』というご主人の暖かい声とともに「ロースカツ定食」の登場。
こんがり揚がってて、お肉には割としっかり目に火が通ってます。
真ん中の脂身の方から一口パクリ。
サクッとした衣、脂身はさっぱり目、薄めのお肉で食べやすくて、まぁ普通に美味しい。
甘口と辛口のソースがあり、それぞれを試しながら食べ進めていると、『余り物ですみませんが、良かったらどうぞ~』とカウンター越しに「クリームコロッケ」をお皿に置いてくれました。
この「クリームコロッケ」、トロっトロのクリームがサっクサクの衣に覆われていて普通にめちゃくちゃ美味しかったし、まぁ普通に嬉しいですよね。
キャベツ、お漬物は普通。
赤出汁はしっかりした味でかなり美味しい。
というわけで、あっという間に完食。
美味しいトンカツに加え、お店の雰囲気とご主人との会話やサービスのおかげでステキな時間を過ごせたこともあり、危うく高評価になっちゃいそうになりましたが、トンカツに対してはシビアに評価したく、まぁ、普通に星3つ★★★!
お店の立地やサービスレベル、味を総合的に考えるとコスパは相当良いと思いますし、何よりもステキな時間を過ごせたこともあり、この辺りでランチをするときは必ず再訪したいな、と思えるステキなお店でした。
ご馳走様でした。
訪問時の食べログ★3.70
かつ平
東京都中央区日本橋本町1-2-3
03-3243-6858